近畿大は18日、東大阪キャンパス(大阪府東大阪市)の教室で、8日午前に天井の一部が落下し、下にいた理工学部の男子学生1人が頭を打って軽傷を負ったと発表した。

近大によると、落下したのは計約20キロの天井ボード2枚で、約3メートルの高さから授業前で待機していた学生の頭に落ちた。教室にいた約60人にけがはなかった。学生のパソコン3台が破損した。経年劣化が原因としている。

ボードは2003年に施工され、22年の定期点検で異常はなかった。近大は、校内にある天井の調査と補強作業を進め、6月末までに全教室の点検をする。(共同)