4日午後7時ごろ、大阪府河内長野市で「包丁を持った血だらけの男が暴れている」と110番があった。駆け付けた警察官に刃物を持って向かって来たため、警察官が発砲。府警は公務執行妨害と銃刀法違反容疑で、近くに住む無職土屋重吉容疑者(60)を現行犯逮捕した。銃弾が命中し、病院に搬送後に死亡が確認された。他にけが人はいない。

司法解剖の結果、死因は胸を撃たれたことによる出血性ショックだった。銃弾は肋骨や肺を貫通。上半身にはガラスなどによる傷も複数あり、府警が経緯を調べる。

府警によると、容疑者は刃体の長さ約16センチの包丁を持っており、捨てるように警告したが従わなかった。河内長野署地域課の男性巡査部長(32)が上空に威嚇射撃したが向かって来たため、2発目を発砲。左胸に命中した。

府警は「発砲の要件を満たしていると判断されるが、詳細については調査中。亡くなられて非常に残念だ」とした。

逮捕容疑は同市の路上で警察官に包丁を向けたまま接近し、職務執行を妨害した疑い。

現場は南海電鉄高野線千代田駅から南西に約300メートルで、飲食店や商業施設が立ち並ぶエリア。近くに住む男性(49)はバーンという音を2回聞き、外に出ると騒ぎになっていたという。「近所でこんなことがあるとは思わなかった」と驚いていた。(共同)