ブラジルの最大都市サンパウロで22日、新潟県の日本酒やコメなどの輸出促進イベントが開かれた。花角英世知事も出席して魅力をPRし「ブラジルは将来性のある大きな市場で、こうした取り組みを継続する中で裾野を広げたい」と意気込みを語った。

県によると、県産農林水産物の2025年度の輸出額は86億9千万円で過去最高を記録。南米最大市場のブラジルとの経済的な関係を強化し、さらなる輸出拡大につなげたい考えだ。

会場にはニシキゴイや包丁などの調理器具、和牛を紹介するコーナーが設けられ、ブラジルの飲食や流通業界の関係者ら約100人が参加した。

県発祥のニシキゴイは輸出額のうち62億8千万円を占める柱だが、ブラジル側の規制によって同国には輸出できない状況にある。花角知事は、南米の関税同盟メルコスル(南部共同市場)と日本の経済連携協定(EPA)交渉の中で「透明性や、手続きの効率性を高めるような議論に期待したい」と話した。

ブラジルには約270万人の日系人が暮らし、日本国外で最大の日系人社会がある。日本食も普及し食品の輸出先として注目が高まっている。(共同)