熊本地震で震度7を観測した熊本県氷川町に建設型の仮設住宅20戸が完成し、5日、入居が始まった。自宅が全壊した43人が対象。今回の住宅を含め7市町で計553戸の建設が計画されており、入居はこの日が初めて。
1カ月以上続いた避難生活から、被災者はようやく仮住まい生活に移る。県内の家屋被害は既に6万4000棟を超え、仮設住宅の戸数不足が見込まれ、各自治体は必要数の把握を急ぐ。
会社員宮川高弘さん(73)は、妻や近所の人と共に姉の家に身を寄せていた。氷川町の「吉本仮設団地」に入居し「これから再出発だという区切りが付いた。ゆっくり足を伸ばして寝たい」と語った。県のPRキャラクター「くまモン」が駆け付けて記念撮影に応じ、入居者らは笑顔を見せた。
プレハブ型の平屋が並ぶ団地は、約4週間の工期を経て先月29日に完成した。内装には県産の杉や畳を使い、ペット飼育も可能。高齢者や障害者のいる世帯を優先して選定した。(共同)

