米国防総省当局者は8日、2009年に米陸軍基地で銃を乱射して13人を殺害し、殺人罪などで死刑判決を受けた元少佐の男について、今年12月3日に実施される銃殺刑が生配信されると明らかにした。死刑執行の生配信は異例で、人権意識を欠くとして批判の声が上がるのは必至だ。
ヘグセス国防長官は8日公開の米保守系メディアのインタビューで、銃殺刑を公開する方針を表明した。乱射事件を「軍服を着た過激派イスラム主義者による攻撃だ」と批判し、銃殺刑の公開理由を「こうした行為には重大な結果が伴うことを、人々が理解する必要がある」と説明した。
男はイスラム教徒で精神科軍医だったニダル・マリク・ハサン元少佐で、13年に軍事法廷の陪審が死刑を言い渡した。テル陸軍長官代行が6日、銃殺刑は乱射事件が起きた南部テキサス州のフォートフッド陸軍基地で執行するとX(旧ツイッター)で公表していた。
銃殺刑はトランプ大統領が承認。米メディアによると、米軍による死刑執行は1961年以来となる。(共同)

