<ワンペダル> 熊本・玉名市の「ナルセ機材有限会社」が製造、販売している。同社の鳴瀬益幸社長(81)が30年前ペダルの踏み間違い体験が、この装置開発のきっかけだった。通常、車のペダルは2つだが、この装置を後付けすると、その商品名通り1つだけとなる。

 ペダルはそのまま踏めばブレーキが利く。アクセルを作動させるには、爪先をやや右にスライドさせる。踏み間違いなど「パニック状態」では、爪先をずらす行為には走らない。だから暴走は防げるという見立てだ。

 91年から販売し、数年前までは年平均10台の売れ行きながら、高齢者による事故多発に呼応して受注が大幅増。15、16年で100台ずつを売り、昨年11月からの3カ月で注文が80台に上り、品薄の状態だ。12人のスタッフが総出で製造に取り組むも月産12、13台と、需要に追いついておらず今は半年待ちという。「高齢になったから何か安全対策をと、これを選択する方が多いですね」。同社ワンペダルアドバイザーの荒田晃慎さん(47)は、ペダルの信頼性を強調した。

 ◆ナルセ機材有限会社 熊本の工場持ち込みで価格は17万円+税。その他は各地区の指定工場取り付け費込みで20万円+税。問い合わせはワンペダル専用【電話】0968・73・1511。