昨年7月、岩手県大槌町に住む小松倫子ちゃん(9)の一家が、念願だった2階建てマイホームを町内に建てた。震災から6年、日刊スポーツは倫子ちゃんの成長を追い掛け、家族の再建への道のりを毎年伝えてきた。

 二宮金次郎像が、6年ぶりに子どもたちの学びやに帰ってきた。震災前、大槌小の玄関横にあり、児童たちの成長を見守っていた。だが、震災後は校舎が仮設の町役場に。銅像と児童たちは離れ離れになっていたが、昨年9月に小中一貫教育の「大槌学園」新校舎が完成・移転し、今年2月12日に金次郎像も同学園に移った。倫子ちゃんも、ここで学んでいる。大槌町は「金次郎像は学びの象徴。だから、ふさわしい場所に移しました」と説明した。