渋谷のホテルで高校1年の少女に現金を渡し、みだらな行為をした上、少女の下着を購入したとして、警視庁は6日までに、栃木県那須塩原市の演歌歌手「宇都ノ宮晃」こと大友勝二容疑者(44)を児童買春・ポルノ禁止法違反と都青少年健全育成条例違反の疑いで逮捕した。容疑を認めているという。大友容疑者は「栃木のプリンス」と称し、那須塩原市のホテルで住み込み歌手として活動。50代女性を中心に何度もショーに足を運ぶ熱心なファンに支えられ、紅白歌合戦出場を目標に掲げていた。

 「栃木のプリンス」が、女子高生とのわいせつな行為と着用済み下着購入の疑いで逮捕された。世田谷署によると、逮捕容疑は3月25日、東京都渋谷区のラブホテルで、当時16歳だった高校1年の少女が18歳未満と知りながら、現金4万円を支払い、性交に類似するわいせつな行為をし、さらに少女が着用していたパンツ1枚を購入した疑い。調べに対し「仕事のストレスを解消するため、解放感に浸りたかった」と容疑を認めているという。

 署によると、大友容疑者は今年1月ごろ、着用済み下着売買サイトで少女と知り合った。メールのやりとりを数回経た後、犯行日の3月25日に渋谷・道玄坂のファッションビルで待ち合わせ、近くのラブホテルに移動。事前に持参するよう頼んでいた高校の制服に着替えさせた上で、行為に及んでいたという。