2020年東京五輪・パラリンピック大会組織委員会は19日、大会マスコットを決める審査会の4回目を開き、来年2月上旬までに採用作品を最終決定することを決めた。五輪史上初となる全国の小学生による投票は今年12月11日から、来年1月19日までとなった。

 応募期間は8月1~14日。しかし、審査会の議論ではマスコット募集について広く国民に浸透していないとの危機感があり、審査会メンバーのタレント中川翔子は「永遠に地球の歴史に刻まれる。人ごとではなく国民1人ひとりのまつりごととして応募してほしい」と熱弁した。

 組織委関係者は「組織委は予算が多くない」と話し、テレビCMなどは打てないという。中川は「#2020マスコット」と書いた色紙を持ちSNS(ソーシャルネットワーク)と、報道のパブリシティーによる拡散を熱望。13日後に迫る募集開始へ、必死にアピールしていた。