安倍晋三首相をモチーフにした「晋ちゃんまんじゅう」の販売数がアップしている。各社世論調査では内閣支持率が低下しているが、まんじゅうを手掛ける菓子卸売業「大藤」(東京都荒川区)によると「安倍首相がニュースで取り上げられる機会が多くなったからでしょうか。前年のこの時期と比べると、販売数が20%アップしています」という。

 第1次安倍政権時代の06年9月発売した「晋ちゃんまんじゅう」は55万箱の同社最大のヒットになった。その後、内閣支持率低下などで販売断念の検討もされたが「負けるな晋ちゃんまんじゅう」などパッケージの文言を変え、販売してきた。17年バージョンとして「晋ちゃんのびっ栗まんじゅう」を販売している。中身の栗あんは、ほどよく甘く、伝統的な「保守派」の一品になっている。