東京都中央区築地4丁目の築地場外市場で飲食店などが燃えた火災は、出火から約15時間後の4日午前8時10分ごろに鎮火した。東京消防庁によると、木造の店舗7棟計935平方メートルを全焼し、けが人はいなかった。

 警視庁によると、燃えた店舗の関係者が「3日午後3時半ごろに建物から焦げた臭いがした。火が見えなかったので店を閉めた」と話している。

 警視庁は店舗関係者らから事情を聴くとともに、東京消防庁と合同で現場を実況見分して出火原因を調べている。

 出火から一夜明けた現場周辺には焼け残った資材や自転車などが散乱。午前9時半ごろに警視庁の捜査員や東京消防庁の隊員らは、実況見分を始めた。新大橋通りの築地本願寺から築地市場に向かう車線を封鎖、火災現場付近の店舗区画を立ち入り禁止とし、焼け焦げたテーブルなどをかき分けて火災現場の中に入り、写真を撮影するなどしていた。

 「火事にあった店舗の中にうまいラーメン屋があり、よく行っていた。当分、営業できないんだろうな」と、築地周辺に勤めているという40代の男性は話した。また、場外市場にある飲食店の30代男性従業員は、「ランチタイムに出火していたら大変なことになっていた」と振り返った。火災現場の周りの築地場外市場は、いつも通りのにぎわいを取り戻していた。