公式戦29連勝の新記録を樹立した将棋の最年少プロ、藤井聡太四段(15)とトップ棋士の豊島将之八段(27)の棋王戦挑戦者決定トーナメント2回戦が24日、関西将棋会館で行われた。午前10時から始まった対局は午前11時53分、59手で千日手が成立し、指し直しとなった。千日手は同じ局面が4回現れた時点で無勝負となる。

 藤井にとっては2度目の千日手。20連勝のかかった6月2日の棋王戦予選決勝で澤田真吾六段との対局でも千日手が成立していた。

 対局は昼食休憩に入った。藤井は居酒屋「内山田」の「和牛ステーキ定食」(1200円)を注文。関西将棋会館1階にある洋食店「11(イレブン)」が木曜日が定休日のため、洋食系の“ピンチヒッター”として同店は木曜限定で注文を受け付けている。藤井が同メニューを注文したのは初めて。

 午後0時40分から指し直し局がスタートする。