公式戦29連勝の新記録を樹立した将棋の最年少プロ、藤井聡太四段(15)が24日、大阪市の関西将棋会館で指された棋王戦挑戦者決定トーナメント2回戦でトップ棋士の1人、豊島将之八段(27)に敗れ、公式戦4敗目(38勝)を喫した。史上初の快挙となる中学生でのタイトル獲得の可能性が事実上、消滅した。

 豊島は名人戦順位戦の最上位A級に在籍。藤井にとっては公式戦で初のA級棋士との対戦だった。午前10時から始まった対局は同一局面を4回繰り返す「千日手」となり、午後から指し直し局がスタート。中盤まで一進一退の攻防が続いたが、藤井の持ち前の終盤力は封印された。

 夏休み最後の対局を楽しみにしていた。22日の朝日杯オープン戦1次予選の対局終了後には「A級の先生と実践で教わることができるのはとても楽しみです。いい将棋にできるように全力でいきたい」と話していた。A級は160人いる現役棋士の中でも羽生善治3冠(46)ら、わずか11人。

序盤から積極的に攻めたが、“正真正銘”のトップの壁は高かった。