地域政党「都民ファーストの会」は11日、代表を務めてきた野田数(かずさ)氏が辞任し、新代表に7月の都議選で初当選したばかりの荒木千陽(ちはる)氏が就任したと発表した。

 野田氏は、小池百合子都知事の特別秘書も務めており、今後は特別秘書に専念するとしている。

 荒木氏は、小池氏が国会議員時代、地元事務所長を務めており、小池氏の信頼が厚い。

 都民ファ代表は、今年1月の活動開始当初、野田氏が就任したが、都議選直前の今年6月、小池氏が就任し、野田氏は幹事長となった。

 しかし、都議選投開票の翌日に小池氏が退任したことで、野田氏が再び代表を務めてきた。小池氏は特別顧問に就任している。

 野田氏をめぐっては、特別秘書と地域政党の代表職を兼任することに、一部で異論も出ていた。