将棋の最年少プロ、藤井聡太四段(15)が23日、CS「囲碁将棋チャンネル」で放送された銀河戦本戦トーナメントHブロック2回戦で上村亘四段(30)に敗れた。

 プロ通算成績は50勝7敗。過去の6敗はすべて後手番。先手番としては初黒星を喫した。通常、将棋は主導権を握って自分の得意な戦型に持ち込める先手の方が有利とされる。藤井は過去、先手で21勝、後手でも29勝。相手の得意戦法を受け、はね返すだけの技量を持ち合わせている。ただ対局を重ねるにつれ、データも増えるため、対策を講じられるケースも多くなる。