東京タワー(東京都港区)を運営する日本電波塔の前田伸社長は11日、同タワー内で記者発表会を行った。工事中の特別展望台(高さ250メートル)を3月3日から「トップデッキ」としてリニューアルオープンし、東京の街と東京タワーを知る体験型のアトラクション「トップデッキツアー」を開始すると発表した。

 高さ150メートルのメインデッキ(大展望台)では、タワーと東京の歴史を体感できる「タワーギャラリー」、「プラットフォーム」といった空間を新設。同ツアーの参加客は、トップデッキに上がり、「東京の未来を映し出す鏡」をイメージした「ジオメトリックミラー」と「LED照明」が使用された空間で景色を楽しむことができる。

 前田社長は「東京の過去、現在、未来を知り、体験していただくために生まれ変わる。世界各国からたくさんの方に来てもらいたい」と話した。ツアーは事前予約システムにより、待ち時間なく案内される。また、2020年東京五輪も意識し、13言語に対応したガイドシステムも用意されるという。

 予約は今月23日の正午から、インターネットで受付を開始する。