自民党の小泉進次郎筆頭副幹事長(36)は22日、衆院本会議後、報道陣の取材に応じた。今国会で、国会のあり方について改革を前進させたいと意欲を示す一方で、「永田町の常識」がまかり通る国会と、昨今不祥事が相次ぐ日本相撲協会の組織のあり方を重ね、1つの例として、勝負をさばく立場にある行司が、それぞれ相撲部屋の所属であることに、素朴な疑問を呈した。

 「(立)行司の問題で初めて知ったんですが、(各相撲)部屋付きなんですよね。おかしくないですか。野球に例えれば、主審が巨人やベイスターズ、カープ付きということになる」と指摘。「(本当は違うが、もし審判が球団付きなら)きわどいボールの判断が、(所属球団に)有利に働くでしょう?…と、そう思わせてしまうあり方って、よくないじゃないですか」と述べ、「この、疑問を疑問と思わないのが、その世界なんでしょうね」。

 その上で、「行司は(野球でいえば)審判、アンパイアなのですから、(本来は)協会付き(が望ましいの)ではないですか」と、持論を述べた。