平昌冬季五輪(ピョンチャンオリンピック)の開幕を翌日に控え、北朝鮮の三池淵(サムジヨン)管弦楽団が江陵アートセンターで公演する中、北朝鮮国旗を燃やす、激しいデモが行われた。

 韓国旗と米国旗を持った集団が、北朝鮮に強く抗議し、興奮したメンバーが北朝鮮国旗に火を付けた。大勢の警官隊が消火器で消火するも、それに激高したデモ参加者が警官隊と押し合いになり大混乱になった。

 現場はアートセンターから約200メートルの地点。江陵五輪パークからも同等の近距離だ。数百人の警官が五輪パークに近づけないよう、必死でバリケードをつくった。

 一方、アートセンターの敷地のすぐ外には、統一旗を持った大学生の集団が、北朝鮮を歓迎した。「統一しましょう」という歌詞の、かわいらしい歌を歌い、ダンスを踊り、将来の南北統一を願った。