平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)が日本勢のメダルラッシュに沸く一方で、日本国内では「eスポーツ」が盛り上がりを見せている。ゲームを競技として、スポーツのようにプレー及び観戦するものだ。最近、首都圏で行われたイベントでは、万単位の来場者を記録した。2022年の中国・杭州(こうしゅう)アジア大会で、正式競技としての採用が決まっている。今月1日、日本では既存の3団体が統合・合併し、「日本eスポーツ連合」が発足。将来の五輪競技を目指し、動きだしている。

 eスポーツは「エレクトロニック・スポーツ」の略。コンピューターゲームやテレビゲームで行われる対戦型ゲーム競技。1990年代後半から、欧米では賞金のかかった大規模イベントが開催され、プロチームやプロリーグも存在する。中国では2003年に国家体育総局が、正式体育種目に指定した。トッププロゲーマーは契約金、賞金などで1億円を超える年収がある。世界で最も流行している格闘ゲームの競技人口は、推定7000万人以上。eスポーツのプレーヤーは、複数ジャンルのゲームに参加するため、確実に1億人は超えるとされている。