エープリルフールの4月1日、有名企業などがインターネット上でユーモアあふれるうそをつき、反響を呼んでいる。この日は1年で唯一、罪のないうそならついても許されるという風習がある。

 大阪では、異なる競技3チームの看板選手による三角トレードが実現。プロ野球・オリックスの金子千尋投手(34)がサッカーJ1セレッソ大阪に、C大阪のFW柿谷曜一朗(28)がバスケットボールのBリーグ大阪エヴェッサに、大阪エヴェッサのSG橋本拓哉(23)がオリックスに、それぞれ期限付きで移籍することが発表された。

 チームの公式サイトに、各選手の真面目な「移籍コメント」も掲載。金子は「念願だったセレッソ大阪への加入が決まり今はうれしい気持ちでいっぱいです。チームの勝利に貢献していきたいと思います」とコメントを発表した。3選手は、移籍先のユニホームを着た姿も披露している。なお、移籍の期間は、4月1日の午後11時59分までとなっている。

 東京ディズニーリゾートは、「1000人目の亡霊を募集」と題した動画をSNS上で公開。駅舎から徒歩5分のアクセスの良さなどをアピールし、999人のゴーストが住む呪われた洋館を探検するアトラクション「ホーンテッドマンション」の、新しい住民を募集した。なお、「こちらの物件は亡霊さまのみのご案内です」とされている。

 家庭用ゲーム機「プレイステーション」の公式ツイッターは、「今年もプレイステーション漁が解禁となりました!」と、PS4が海で水揚げされているような写真を公開。2万以上のリツイートを獲得している。

 ケンコーマヨネーズ株式会社はツイッター上で、うそツイートとともに、“本当の”プレゼント企画を開催。看板商品「ケンコーマヨネーズ」1ケースが、抽選で1人に贈られるという。

 この他にも、さまざまな企業が面白みのある、うそ合戦を披露。ネット上は、ちょっとした盛り上がりを見せていた。