自民党総裁選(9月7日告示、20日投開票)は8月31日、出馬を模索していた野田聖子総務相が正式に出馬断念を表明し、安倍晋三首相(63)と石破茂元幹事長(61)による一騎打ちの構図が確定した。

石破氏はこの日、47都道府県それぞれに47通りのメッセージを語った「石破動画」を、自身のウェブサイトに公開した。長年地方を歩き続けてきた自負があり、地方の現状への理解を語りかけ、地方票の支持拡大に反映させるねらいだ。一方、自身の支持を決めた竹下派参院側の会合に出席し「全身全霊で、党員のみならず国民に支持を訴えていく」と、あらためて選挙戦への協力を要請。選対本部も発足した。