日本の台所と呼ばれた築地市場(東京都中央区)が6日正午、83年の歴史に幕を閉じた。関東大震災の被災を契機に、日本橋魚河岸から1935年(昭10)に築地に移転。そのバトンは今月11日から豊洲新市場(江東区)に引き継がれる。

築地市場の象徴だったターレ(運搬車)約2100台が今日7日から、早朝5時から8時まで、豊洲市場へ向けて大移動する。一般通行開始前の環状2号を通り、約2キロの直線を、多数のターレが移動する風景は前代未聞で、市場移転のハイライトとなる。