2020年東京五輪(オリンピック)・パラリンピックの金、銀、銅メダルになる金属の初回納入式が23日、都内で行われた。使用済み携帯電話や小型家電から回収された金属は約4トン。銅は2700キロを集めて目標をクリア、金は16・5キロ(達成率54・5%)、銀は1800キロ(同43・9%)だった。

リサイクル金属を利用した入賞メダル製作は五輪史上でも初の試み。プロジェクト参加事業者のNTTドコモ、日本環境衛生センターから金属のサンプルを受け取った組織委員会の武藤敏郎事務総長は「初回の納入を迎え、大変にうれしい気持ちです。あと半年で残りを集めたいと思う」と話していた。