大雪の長野県内で、28日午前6時から29日午前6時の間に、計74件のスリップ事故が起きていたことが29日、長野県警の調べで分かった。内訳は長野市周辺などの北信地区で44件(うち人身4件)。松本市など中信で20件(うち人身1件)、佐久市などの東信で物損5件、高速道路上で物損5件。飯田市などの南信は0だった。死亡事故は起きていないという。

県警は「場所によって積雪量が大きく異なる。スタッドレスはもとよりチェーンの準備も」と呼びかけた。

北部の飯山市などでは一時、大雪警報が出され、積雪60センチを超え平年比160%以上を記録した。一方で、今月施行されたチェーン義務化の規制については、県内で29日夕までには適用にはなっていないという。