東京都は28日、聖火リレー実行委員会の第4回会合を開いた。会議では1人のランナーの走行距離を約200メートルとすることが報告された。昨年末からの協議で大会組織委員会から報告があった。過去大会も200メートルが多かったという。

昨年末の委員会で都内62区市町村を回るリレーの順番は固まったことを確認。今後、どの道を走るかを具体的に詰めていく。この日の会議では、各自治体から希望があった通過スポットを紹介。事務局によると、ほぼ全部の自治体から東京都側に要望が来ているといい、今後これをもとに議論する。

通過スポットは「東京のPRに資する」ことが条件で<1>最先端の技術から大自然まで東京らしさ・日本らしさを感じられるところ<2>SNS映えし、新たに世界に発信できるところ<3>外国人に人気のスポット、などが考え方として挙げられた。

ランナーの選定方法については現在、組織委内で検討中。東京都もその選定方法にのっとり、ランナー募集をするが、事務局は「示された基準の中で、都ならではの走り方も議論することになると思う」と、開催都市オリジナルの選考を検討する考えを示した。過去大会の例を見ると、ランナーは約6割をスポンサーが募集し、残り約4割を各自治体が募集する。