会社法違反(特別背任)などの罪で起訴され、6日に東京拘置所から保釈された日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告(65)は13日、前日に続き弁護人の弘中惇一郎弁護士の都内の事務所を訪れ、約8時間滞在した。

保釈から1週間。弘中氏はこの日、ゴーン被告と接することはなかったが、同被告は会議室でパソコンを使ったり、ともに訪れた娘が頼んだ出前のラーメンを食べたりコーヒーを飲むなどして過ごしたようだという。「思ったよりは(事務所の)居心地がいいのかなと思う。今までの環境とは違う所なので心配していたが、何とかやっていただいている」。会見日程は決まっていない。