新元号決定から一夜明けた2日、福岡県太宰府市の大宰府政庁跡で、730年(天平2)に歌人の大伴旅人が「令和」の典拠となった万葉集の「梅花の歌」を詠んだ「梅花の宴」が再現された。また旅人が宴を開いた邸宅跡とされる坂本八幡宮には参拝客が大挙し、周辺は大渋滞するなどフィーバーが続いた。

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坂本八幡宮にも参拝客が長蛇の列を作り、神社前の細い1本道も参拝客を乗せた車が身動き1つ取れない大渋滞となった。御田良知宮司(59)は「平日に、こんなことはあり得ない」と目を丸くした。神社では毎年11月に、小学1~6年の男の子が境内でたき火をしながら夜を明かして出雲大社から神を迎える「神戻し(かんもどし)」が行われてきた。現在も、その名残から11月には地域住民におでんや酒を振る舞う習慣があり、200人程度が集まるというが、近所に住む青柳博さんは「生まれ育って82年、こんな行列は見たことがない」と仰天した。

また「梅花の宴」のジオラマがある太宰府展示館も、見学客が相次いだ。関係者は「通常、平日の客は50人くらい。何倍増か分からない」と苦笑していた。