東京MXテレビで、報道番組のキャスターを務めた白沢みき氏(52)は4日、国会内で会見し、今夏の参院選比例代表に立憲民主党から出馬することを明らかにした。

白沢氏は「何となく安倍政権が続いているが、不満が聞こえてくるようになった」とした上で、立民が参院選候補者の4割を女性にすることや、SDGsの推進姿勢を示していることに共感したとして「国からシステムを変えていきたい。勇気を振り絞り、国政へ立つ意志を決めた」と述べた。

訴えるテーマについて「堂々とシングル宣言!」を掲げると表明。現在、日本における単身世帯の割合が35%に達し、40年には4割に達すると推測される実態を踏まえ、「結婚や出産をしないことが選択肢の1つだと堂々と言えない風潮があり、そういう人たちは少子高齢化対策からすり抜けてしまう」と問題意識を主張した。「シングルの人々の代弁者となりたい。『独り身』を吸い上げてくれる政党はなかなかなく、私がその受け皿になれれば」と訴えた。

出馬を決断する過程では「今まで取り上げてこなかったテーマ(シングル政策)をあえて取り上げることで、もっと政治に興味を持ってほしいとも考えた」とも述べた。

白沢氏は栃木県小山市出身。東京MX時代、キャスターを務めた「白沢みきのモーニングTokyo」で、ギャラクシー賞奨励賞(個人部門)を受賞している。