山本太郎参院議員(44)が代表を務める政治団体「れいわ新選組」から、比例区の「比例特定枠」1位での出馬が決まった、難病のALSの当事者の舩後靖彦氏(61)が、安倍晋三首相の“エレベーター発言”について「口が滑った」と感想を語り、笑みを浮かべた。

舩後氏は質疑応答に応じ、安倍晋三首相がG20の夕食会で大阪城の復元時にエレベーターを設置したのは「大きなミス」とした自身の発言について「遺憾だ」と述べた件について、見解を求められた。舩後氏は文字盤を指し示した介助者を通じ「口が滑ったのでしょう」と答えた。

今回、れいわ新選組は、東京選挙区で立候補者を立てつつ、比例特定枠を使う。舩後氏に続く2位は、脳性まひで重度障がいがある、全国公的介護保障要求者組合・書記長などを務める木村英子氏(54)で、山本代表は3位となる。

そのほか、れいわ新選組は

<1>北朝鮮による拉致被害者の蓮池薫氏の兄透氏(64)

<2>女性装で知られる安富歩・東大東洋文化研究所教授(56)

<3>セブン-イレブンのオーナーを9年務めた、コンビニ加盟店ユニオンの元副執行委員長・三井義文氏(62)

<4>沖縄創価学会壮年部の野原善正氏(59)

<5>公益財団法人日本自然保護協会保護室長の辻村千尋氏(51)

<6>元JPモルガン銀行資金部為替ディーラーで思想家の大西恒樹氏(55)

<7>元派遣労働者でレイバーネット日本運営員の渡辺照子氏(60)と、10人の公認候補を発表した。【村上幸将】