宇宙航空研究開発機構(JAXA)は22日、来年末に地球へ帰還する予定の探査機はやぶさ2のカプセルの到着場所が2010年の初代はやぶさと同じオーストラリア・南オーストラリア州ウーメラの砂漠地帯となることを発表した。

はやぶさ2は光学観測などのミッションを秋までに終え、早ければ11月に小惑星「りゅうぐう」を出発する。7月11日に「りゅうぐう」に世界で初めて形成した人工クレーター周辺へ着陸に成功し、小惑星の地下内部の岩や砂など貴重な試料を採取したとみられている。同クレーターは転がり落ちそうな三角のおにぎり形の岩が横にあることから「おむすびころりんクレーター」と命名され、今後は論文などにも名称が引用される。