将棋の最年少プロ、藤井聡太七段(17)がB級2組への昇級を目指す、第78期順位戦C級1組4回戦、高橋道雄九段(59)戦が3日午前10時から、東京・千駄ケ谷「将棋会館」で始まった。両者、初顔合わせ。先手後手は事前に決まっており、藤井は後手。先手7六歩と角道を開けた高橋に対し、後手8四歩と飛車先の歩を突いて応じた。

順位戦は開幕以来、3連勝中。ほかに佐々木勇気七段(25)ら7人が3戦3勝としており、負けられない。

今月1日には、王将戦2次予選決勝で、初顔合わせとなる谷川浩司九段(57)との新旧中学生棋士対決に勝ち、初の挑戦者決定リーグ入りを決めたばかり。十段1期、王位3期、棋王1期を獲得しているベテラン強豪相手に、ここも勝っておきたい。

持ち時間は各6時間の長丁場。決着は夜遅くの見込み。