牛肉半額まであと1勝! 伊豆半島南西部の松崎町の精肉店アサイミートは、開催中のラグビーW杯日本大会に合わせて、日本代表チーム勝利後の半額セールを行っている。

日本が強豪アイルランドを破る大金星を挙げて一夜明けた29日、静岡産の麦豚(穀類・麦類を多く含む飼料で育った豚)の肉を100キロ販売。100グラムの定価約200円を約100円で提供した。

午前9時の開店後、昼には完売したという。店主の浅井真さんは「開店前には5、6人が並んでいた。60人ぐらいは来店したと思う」と振り返った。日本がロシアを下した開幕戦翌日の21日には、鶏肉を半額で販売。来月5日のサモア戦にも勝てば、黒毛和牛のすき焼き肉を半額にする。大赤字覚悟の出血サービスだが、「伊豆の田舎町が盛り上がって、皆さんが喜んでもらえればうれしい」。地域活性化を目指している。

2000年(平12)以降、五輪やサッカーW杯、野球のWBCなどで日本チームや日本人が活躍した際、同様のセールを行ってきた。「川のりコロッケ」「桜葉豚みそ漬」「黒米とひじきのせんべいおにぎり」など、新商品の開発でも知られている。