今年の「桜を見る会」開催要領によると、招待者は約1万人だが、実際は1万8200人。資料が残る14年以降、支出額とともに毎年増えている。予算は例年1766万円だったが、20年度の概算要求は約5728万円と約3倍に急増。野党が追及する要因だ。

国会議員の後援者は招待対象に記載はないが、自民党の複数の国会議員が過去のSNSで、後援者の参加を公言。二階俊博幹事長は12日の会見で、地元後援者の招待の是非に関し「議員が選挙区の皆さんに配慮するのは当然だ」と述べた。首相の後援者らもブログも、会の出席を記載。前日は都内の高級ホテルで「前夜祭」が開かれ、関係者によると会費5000円で高級すしなどが出るという。