松屋100%出資のスキャンデックスは25日、都内で記者会見を行い、フィンランド生まれの世界的人気キャラクター「ムーミン」のグローバルライセンス契約をムーミンキャラクターズ社と締結、自社初のキャラクタービジネスに新規参入すると発表した。

東京・銀座の百貨店「松屋銀座」と共同開発する第1弾商品として、イタリアの老舗ブランド「ブルガリ」の手掛けるチョコレート「ブルガリ イル・チョコラート」とコラボしたチョコ商品「ムーミンエディション」を、12月6日から松屋銀座地下1階ほかで販売する。第1弾(12月6日から25日)と第2弾(12月26日から来年2月14日)は、ムーミンキャラクターとチョコレートジェムズ「ピスタチオ」の2個入りセット(3500円)と、キャラクター5種セット(5個入り、6500円)。30~50歳の女性が主要ターゲット。クリスマスからバレンタインにかけての商戦の看板になる。

今年11月に創業150周年を迎えた松屋は、同業他社との違いを出すため、新規事業を目指している。2年前からキャラクタービジネス構想を練り始め、区切りの年にぶつけてきた。「とらや」「デメル」などとも商品を開発しており、来年以降新たなコラボ商品の発表を予定しているという。