世界遺産、竜安寺(京都市右京区)の山門に落書きをしたとして、右京署は25日までに、器物破損の疑いで自称神奈川県在住の会社員大西達也容疑者(44)を逮捕した。「私は将来、神話やSFの作家になりたい。創作意欲がみなぎっており、書きました」と容疑を認めている。

署によると、落書きがあったのは24日午後3時ごろ。青、赤、黒の3色のペンでそれぞれ「我青龍」「感謝朱雀」「待たせたな 白虎」と書かれていた。目撃した観光客がスマホで追跡しながらリアルタイムで110番通報し、駆け付けた署員が現場近くで大西容疑者を発見した。同容疑者は、大阪から現在神奈川県に単身赴任中。土日を利用し帰省していたという。