萩生田光一文部科学相が、先月27日の衆院文部科学委員会で「甲子園での夏の大会は無理だと思う」と発言したことから釈明に追われた。1日、東京・八王子市で行われた野球のイベントに出席した萩生田氏は「国際オリンピック委員会(IOC)のアスリートファーストの観点からすれば無理だという感想を述べたまでだ」と説明。その上で「会場のあり方を(甲子園球場を本拠地にする阪神)球団と相談すれば、もう少し緩やかな日程を組めると思う。日中の最も気温が上がる時間をオフタイムにして、朝早めに1試合やって、ナイターをやるとか」などの持論を展開した。

教育行政トップの発言だけに波紋を呼んでいた。この日は、高校球児の聖地である甲子園以外での開催についても選択肢として示した。「ドームでやれば日程の心配もないし、ある程度、気温もキープできる。でも、ちょっと寂しい」との発言も飛び出した。

文部科学省は大学入試改革の目玉として来年から英語の民間試験の導入を予定していたが、萩生田氏の「身の丈にあった受験を」という発言のため、受験生や教育現場から反発が広がり、英語の導入は見送られた。奔放な発言は、高校球児にも戸惑いを与えかねない。

また、高野連が導入を決めた球数制限については「500球のルールについて一定の評価はしますけど、(500球を超えたのは)最近では吉田(輝星)さんとか斎藤佑樹とかマーくん(田中将大)とかぐらい。そこは本質とはちょっと違うんじゃないかな。500球制限にひっかかる選手はそんなにいないでしょ」とも話した。