年末の風物詩「現代用語の基礎知識選 2019ユーキャン新語・流行語大賞」発表会が2日、都内で行われた。

選考委員の女優室井滋は壇上で一言を求められると「(天気が雨模様で)ぬかるんでいるという言葉を使うが、今年の対象はそんな感じがしたかな。スポーツは華やかな言葉が出て救いだったが、事故、事件、いろいろなことがあった。一極集中的なマスコミのニュースがすごく、新しい言葉が生まれた。普通の人が見ていて、それを見ていると新しいニュースが出て、その前に言っていたことは何だったかと忘れてしまうのが今年」と、この1年を振り返った。

その上で、安倍晋三首相主催の「桜を見る会」を巡る一連の問題を引き合いに「『今は桜、高速シュレッダー』と友人が言っていたが、それも忘れられちゃうのかなと」と語った。