将棋の第78期名人戦順位戦C級1組7回戦、藤井聡太七段(17)と船江恒平六段(32)戦が3日、関西将棋会館で行われた。

各10局を戦う順位戦C級1組は今期36人が参加し、上位2人がB級2組へ昇級する。藤井はここまで6戦全勝。無傷の7連勝を狙う。一方の船江は2勝4敗。現在、C級1組は藤井を含め全勝が3人いる。

先後は事前に決まっており、午前10時、お互いに深々と一礼し、対局が始まった。先手の船江は2六歩と飛車先を突いた。藤井は8四歩と飛車先を突いた。両者の対戦成績は藤井の1戦1勝。

名人挑戦者を決める順位戦は最上位のA級からC級2組までの5クラスに分かれ、約1年間にわたってリーグ戦を行う。A級の優勝者が名人挑戦者となり、各組上位者が上のクラスに昇級する。藤井は前期、9勝1敗の好成績を収めたものの、B級2組昇級を逃し、再チャレンジ中だ。

持ち時間は各6時間となる。夜遅くの決着となる。