東京都の小池百合子知事は、仕事始めの6日、都議会の各会派にあいさつ回りを行った。都政運営で対立し、今夏の都知事選に小池氏への対立候補擁立を明言する自民党の控室も訪問。「引き続き、今年もいい都政目指してよろしくお願いします」と笑顔で語りかけ、自民側も「頑張りましょう」と応じたものの、静かな緊張感が漂った。

再選に向けた知事選出馬が確実視される小池氏は、幹部職員への年頭訓示で「新たな時代の輝かしい東京をつくりあげていく決意を、あらためて胸に刻んでいる」と強調。東京オリンピック(五輪)・パラリンピックについて「責任の重さに、あらためて身が引き締まる。大会の成功こそ、東京や日本の持続的発展をなしていくための跳躍台になる」と訴えた。