英国のエリザベス女王(93)は18日(日本時間19日)声明を発表し、孫のヘンリー王子(35)と妻のメーガン妃(38)が今春をメドに王室の公務から退くことを明らかにした。

同女王は「数カ月の会話と最近の議論の結果、建設的で支援的な方法を見つけられたことがうれしい。(孫一家は)いつも私の家族の中の愛すべきメンバー。自立した生活を望むことを支持します」などとコメントした。

英王室は、夫妻は公務に伴う公費は受け取らないと発表したが、年65万ドル(約7200万円)の費用に公費を使うかを含めた今後の警備のあり方については明言を避けた。英紙ザ・サンは専門家の意見として、英国市民の“血税”が投入される可能性を報じた。一方、夫妻が英国と並行して生活の拠点を置くカナダのトルドー首相は、地元メディアに「関連経費をどうするかについては多くの議論が必要。どこに決定権があるか把握していない」などと困惑気味に話した。