小泉進次郎環境相は28日の衆院予算委員会で、政治資金収支報告書に、都内の高級ホテルなどの宿泊費が多数計上され、政治資金の私的使用が疑われている問題について、初めて具体的に言及した。宿泊の目的を問われ「大半のものは、秘書が宿泊した場合です」と、主張した。

立憲民主党の本多平直議員の質問に答えた。

都内に議員宿舎を持っているにもかかわらず「年に何回も十数万円級のホテルに宿泊している」と指摘され、理由をただされた進次郎氏は「横須賀、三浦の地元秘書が宿泊した場合も含め、ホテルの利用もある。政治活動に伴う支出であれば、政治資金収支報告書に記載し、報告している」と述べた。

「秘書には申し訳ないが、私はこんな高級なホテルに秘書は泊めない」と突っ込まれたが「地元と何度も往復する政治活動もある。翌日の仕事の関係で、秘書が宿泊することもあれば、私が泊まることもあった」と主張。「政治活動を伴うようなことがあれば報告し、法令に基づいて対応しております」と加えた。