静岡県伊東市の前市長田久保真紀被告(56=有印私文書偽造・同行使などの罪で在宅起訴)の学歴詐称疑惑を巡り、静岡地検は10日、公選法違反容疑などについて嫌疑不十分で不起訴とした。静岡県警が、虚偽の経歴を報道機関に提出したとして追送検していた。
県警は他に、市の広報誌に虚偽の経歴を掲載した虚偽公文書作成・同行使、市議会の調査特別委員会(百条委員会)への出頭を拒否し記録を提出しなかった地方自治法違反の疑いでも追送検していたが、静岡地検は10日、いずれも嫌疑不十分で不起訴とした。
被告は、東洋大の「卒業証書」を偽造し市議会議長らに示したとして、有印私文書偽造・同行使などの罪で3月に在宅起訴された。
昨年5月の市長選で初当選し、市の広報誌などで「東洋大卒」と自身のプロフィルを紹介。その後、除籍だったと確認された。同10月、市議会で不信任決議が再可決されたため失職し、同12月の市長選で落選した。(共同)

