安倍晋三首相は6日の衆院本会議で、新型コロナウイルスによる肺炎の拡大に伴い、今夏の東京五輪・パラリンピックの開催に影響が出ていることはないと、あらためて強調した。

世界保健機関(WHO)が緊急事態宣言を出した後の経緯に触れ「大会組織委員会と国際オリンピック委員会(IOC)の間で、東京開催の可否に関わる協議や検討は一切行われていない」と述べた。その上で、ウイルス問題が中国経済を直撃し、世界経済全体にも波及する可能性に言及。「わが国の企業の輸出や生産に影響が及ぶことも考えられる。十分に目配りし、注意深く対応する」と強調した。