将棋の最年少プロ、藤井聡太七段(17)が20日、大阪市の関西将棋会館で指された第61期王位戦挑戦者決定リーグ戦白組2回戦で上村亘五段(33)を118手で破り、初のタイトル挑戦権獲得に向け、開幕2連勝を飾った。白組で2勝0敗で首位の菅井竜也八段(27)と並んだ。

熱戦を制した藤井は「自信のない展開が続いた」と振り返った。藤井は初参加の同リーグの白組1回戦で羽生善治九段(49)に勝利し白星スタート。開幕2連勝に「ここまでいい結果が出ているので、次戦もいい状態で臨みたい」。王位リーグは各組6人総当たり。白組で成績最上位者となれば、紅組成績最上位者との挑戦者決定戦を行う。

次戦は24日、同リーグ戦白組3回戦で稲葉陽八段(31)と対戦する。