小池百合子東京都知事(67)が日本テレビ系報道番組「news zero」(月~金曜午後11時)に生出演し、東京オリンピックの延期決定について「正直ホッとしました」と心境を語った。

安倍晋三首相と国際オリンピック委員会(IOC)バッハ会長の電話会議に同席した小池都知事は「まず中止はないと確認して、『おおむね1年程度の延期を軸に』と総理から提案があり、(バッハ会長が)それに100%同意ということでした。開催地としては1年か2年かは大きな違いがあるし、アスリートにとっても大きな違い。2年よりもよかったと思っている」と話した。

来夏は水泳と陸上の世界選手権が控えるが、開催時期の調整については「ある意味オリンピックファミリーが主催と言える。ある程度ご相談はできるのかな」と期待を寄せた。

小池知事は、新型コロナウイルスが世界的にまん延する現状を「オリンピックを越えて大きな問題」とし、「世界から人も来られない。まずは感染拡大をいかに防止するか。世界中で広がっていることに闘っていかなければならない。コロナウイルスに打ち勝つ目標ができたのでは」と開催延期を前向きにとらえていた。