日本ボーイスカウト県連盟所属の12人が、全国で145人に与えられた「富士スカウト章」を受章し、その内の8人がこのほど、県庁で川勝平太知事(71)を表敬訪問した。同章は、ボーイスカウトの能力の証しとして、中3の9月から18歳の3月までの世代に贈られる最高位の章。全国4位の受章者数となった。

ボーイスカウトのネッカチーフを首元につけた県連盟長の川勝知事から「県は日本のボーイスカウト発祥の地。来年、日本連盟より1年早く、わが県連盟が100周年を迎えます。みなさん、先輩に勝るとも劣らないリーダーになってください」と励まされ、記念の盾を授与された。

出席者を代表して、小1から活動している中嶋みと葉さん(18=浜松第12団、浜松北高出)は「ボーイスカウト活動の持つ可能性に気づき、活動の魅力を幅広く発信していくという新たな目標を見つけました」とあいさつ。今回の受章までの出会いと学びを生かし、さらに成長していくことを誓った。【倉橋徹也】