東京都の緊急事態宣言を受けて、休業を余儀なくされたキャバレーやバーなどは、ネットを使った生き残り策略をはかっている。
休業中の東京・六本木のキャバクラでは、常連客を中心に「リモートキャバクラ始めました」とメールを送信。ボトルも指名もなければ2時間で2万円ほどの平均的な店だが、ネットで1万円、3万円などのコースを設定。指定の時間に酒を飲みながら、キャバクラ嬢とテレビ電話で話せるシステムだ。自分用の酒は自身で用意するが、相手のキャバクラ嬢のドリンクはネットを通じて1杯3000円程度でオーダーする。常連のテレビ関係者は「都の休業要請が出る前から、店が開いても客が全くいなかった。店は家賃を払わなくてはならないし、少しでも女の子の生活の足しになれば。勘定はオンライン。30万円の高級ブランデーを、店が再開した時に向けて先行予約もできます」と話す。キャバクラは風俗営業法の1号許可に分類。一緒に酒を飲んだり、カラオケなど体の密着が伴う「接待行為」が許可されるが、営業時間は深夜0時まで。リモート営業や、深夜0時をすぎた場合などの営業は「グレーゾーン」の可能性もある。
また、ある銀座のバーは従業員が歌う姿をアップしたネットを通じ、「投げ銭」方式で金銭を募る。どちらも生き残りのための必死の営業であることには変わりない。


