国民民主党の小沢一郎衆院議員が、内閣が検察幹部の役職定年を延長できるようにする検察庁法改正案について「一般国民にとっては地獄になる」と警鐘を鳴らした。

小沢氏は11日、ツイッターを更新。「身に覚えがないのに逮捕されたり、とんでもない容疑者が総理に近いということで放免されたり、そんな国にしてよいのだろうか」と問い掛け、「検事総長や警察庁長官が権力の私物化の手先になったら、総理のお友達にとっては天国、一般国民にとっては地獄になる。国民が自分には関係ないと思ったら、この国は終わる」とした。

小沢氏は前日にも「安倍政権が壊したのは、この国の正義。今や権力が何をやったって罪に問われない。司直はだんまり。もはや日本は法治国家ではなく、人治・縁故国家。前近代の後進国。今回の検察庁法改正は権力の私物化王国完成への最後の分かれ道である。日本がここで道を過てば、本当に取り返しのつかないことになる」と危惧していた。