大阪府の吉村洋文知事(44)が9日、府庁で取材に応じた。日本維新の会が東京都知事選(18日告示、7月5日投開票)に立候補を表明した熊本県副知事の小野泰輔氏(46)を推薦する方向について「このままだと無風選挙になる。有権者に選択肢を提案するのが選挙。日本の首都のかじ取りを決める都知事選で、自民党が候補者を出さないのであれば、日本維新の会が選択肢を提案していく」と述べた。日本維新の会(松井一郎代表)で吉村知事は副代表を務める。

新型コロナウイルス対策では、吉村知事は東京都の小池百合子知事(67)と“共闘”してきたが、都知事選では再選を目指して立候補する小池知事と“全面対決”になる?

応援演説で東京入りの可能性を問われた吉村知事は「コロナの状況が最優先。東京アラートが出ている間は(東京には)行けない。行くべきではない。東京のコロナの状況を踏まえて、判断することになる」と態度を保留した。