舛添要一前東京都知事(71)が、小池百合子都知事の学歴詐称疑惑についてエジプトのカイロ大が卒業を証明する声明を出したことに、「政治的で胡散臭い」と疑いの目を向けた。

舛添氏は9日、ツイッターを更新し、「カイロ大学が小池都知事が1976年に同大学を卒業したと声明。卒業証書や卒業に至る経過、成績表は公開せず」と言及。「先進国の大学なら、全ての記録を保管し公表できる。声明など出すこと自体が政治的で胡散臭い。日本からの援助を期待する外国政府まで使う。立候補前の政治工作だろう」と私見を述べ、「私はパリ大学とジュネーブ大学に籍を置いたが、大学が声明まで出してそれを追認することはない。出すなら声明ではなく当時のデータだ。データ抜きなら政治的都合で何とでも言える。エジプトという専制国家ならではの腐敗の極みだ。証拠も出さずに○○が卒業生だと声明を出す先進国の大学は絶対にない」とした。

また、10日には、小池氏の学歴について検証した記事を貼り付け、「かつて小池都知事から私が聞いたのはカイロ大学『首席卒業は、学生が一人しかいなかったから』という話だ。私は、外国人学生専用のコースかと思った(私が留学したフランスでは外国人専用の博士号コースがあった)が、『学生一人』すら嘘だったようだ。飽くなき権力欲は怖い」とつづった。